種なし甘柿 量産化に成功
◇筑後地区農業振興に期待--ブランド目指す 県、久留米市などの第三セクター「久留米リサーチパーク」(同市)は11日、種なし柿の量産化に成功したことを明らかにした。種なしの甘柿は全国的にも珍しいという。「耳納(みのう)柿」というブランドで消費拡大を図り、筑後地区の農業振興につなげたいと意気込んでいる。 同社の藤田弘毅専務らによると、支援するバイオベンチャー企業ケイワンが開発した「種なし果実の生産技術」を応用した。今年、筑後地区の農家の協力を得て、同地区で栽培が盛んな富有など甘柿3品種で試験栽培し、約2400個が実った。通常の甘柿より甘みが強く、試験出荷した京都市では通常の甘柿の2~5倍の値が付く評判だったという。 福岡で主力の「富有」は近年、和歌山県が主産地の「平核無(ひらたねなし)」や「刀根(とね)早生」など甘くなるよう処理した種なし渋柿の人気に押され気味だが、濃厚な甘み、うまみがある甘柿に種なしという付加価値をつけることで人気奪還と農家の収入増を目指している。特殊処理した花粉を受粉させるため生産コストが通常よりかかるが、藤田専務は「新ブランドとして認められれば、産地の活性化につながる」と話している。【斎藤良太】
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